私が愛について語るには若すぎると思う人もいるかもしれませんが、私は人々を観察し、彼らの物語に思いを巡らせるのが好きです。人の行動や視線、他の人が気づかないような小さな細部に現れる誠実な感情を見つめることには、美しいものがあります。私はこの世界の経験はないかもしれませんが、愛は他者の中に見出し、そこから学べる物語だと信じています。


愛し合う二人を見ると、特別な魔法を感じます。彼らが出会うときの表情や、二人にしかわからない物語を語るような視線。それはまるで、周囲の世界が消えてしまうかのようです。愛の始まりは明るい火花のようで、興奮と期待に満ち、制限のない流れる小川のようです。一瞬一瞬が新しい発見に感じられ、出会うたびに始まりの驚きが込められています。
しかし、愛は初めの情熱的な瞬間だけで測られるものではなく、時間を超えて続く力にこそ価値があります。長い年月を共に過ごした夫婦を見ると、その愛は消え去るのではなく、より深いものへと変わっていることがわかります。それはもはや、常に言葉で表現されるものではなく、存在を証明する行動、小さな仕草に現れ、沈黙の中に千の意味を宿す眼差しへと変わっていきます。


愛の始まりは情熱的な歌のようで、激しい感情に満ちています。しかし、時間が経つにつれ、それは静かなメロディーへと変わり、騒がしさはなくとも、あらゆる瞬間に存在し続けます。すべての愛が続くわけではありません。愛は一時的な感情ではなく、変化の中でも続けることを選ぶ意志、新たに選び直す決意だからです。相手がどのように成長し、変化しても、その人を愛し続ける日々の選択なのです。
だからこそ、恋人たちを見つめると、二つの段階があることに気づきます。燃え上がる炎のように愛を生きる人と、消えることのない穏やかな温もりとして愛を感じる人。どちらも、それぞれの美しさがあります。始まりは人を魅了しますが、続く愛こそが私たちを驚かせるのです。
